WISE diary

現在、介護や在宅医療の現場で活動している医療者のチームが、介護や在宅医療でお悩みの方・家族・医療関係者、そして未来に不安を感じている方々の力になりたいという気持ちの基に集まった集団が ”WISE” です。

在宅にチーム医療があるということ。#在宅医療 #認知症 #福祉 #介護サービス

本日もご訪問ありがとうございます。

気候も随分と夏に近づいてまいりました。熱中症と脱水には特に気を付けたい季節です。

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ある調べでは、要支援・要介護認定高齢者の50~75%がうつ傾向を示していて、その中でも要介護の高齢者においては,73%がうつ状態を呈し,要支援者に比べて有意に高いうつ傾向を呈することが報告されているようです。

在宅高齢者において,うつ傾向,うつ状態は高頻度であると考えられているそうです。一方,うつを呈した在宅高齢者の多くが評価を受けておらず,未治療のままとなっているようで、中には,自殺につながる例も存在するそうです。

実際は、発見されていないだけで、すがるところがわからずに苦しんでいるという実態がありそうです。

ホームドクター(訪問が可能なかかりつけ医)の重要性が近いうちに示されると思います。


ところで、認知症を抱えている患者さんはできる限り住み慣れた場所で手厚い介護を受けることが理想的で、そのためには介護をするご家族や身近な方の心身の健康はとても重要だと思います。
是非一度、簡易的に判断材料として利用してみてはいかがでしょう?

●Geriatric Depression Scale(GDS)簡易版(日本語)
http://www.kyorin-u.ac.jp/…/user/med…/geriatrics/pdf/gds.pdf

高齢者うつのスクリーニングとしては,GDS(Geriatric Depression Scale)が簡便な質問紙法の検査で,5 点以上でうつ傾
向,10 点以上でうつ状態と判定されるとのことです。

 

認知症の患者さんの行動は少しずつ理解され始めています。

その中で多くに共通するのが、認知症進行による空間認識やコミュニケーション能力の喪失、それによって引き起こされる恐怖や不安によるものが原因であるケースです。

それを理解することができれば、介護を行う家族や関わる地域の方々もどういうように接すればいいかわかってきます。

現在まで、多くの介護を行う家族や関わる地域の方々は出口の見えない戦いの中で疲弊し、認知症患者さんと共に億循環に陥ってしまっていました。そういった中で、前述のようにすがる場所がなくもがき苦しんでおられたのではないかと思います。

 

現在は、医療が身近で見守り、支え、一人で抱えなくてもいいように在宅医療のインフラが進んでいます。ぜひともそういたサービスを活用して、穏やかに暮らしてきたいものです。

 

 

あなたのちかくで 生活に寄り添い 

 医療・福祉をつなぎ 心を惜しまず支援する

WISE共同代表 山内伴紀

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