子供に点眼薬を使う時のコツとは? #目薬 #点眼 #子供
今日は、目薬のお話。
目薬も飲み薬以上に大変なお薬ですね。点眼薬を嫌がる子供がほとんどだと思います。
また、泣いてしまう事で、涙で点眼した薬剤が流れてしまい効果が減弱する恐れもあります。
点眼薬を使い時のコツをお伝えしたいと思います。
【 点眼を行う前に 】
- 感染の問題があるため、点眼をする前に必ず手を洗い、清潔な状態で行って下さい。また、点眼後も手を洗うようにしましょう。
- 冷蔵庫に保管されている場合、出して直ぐに使用すると冷たくて、刺激を感じて嫌がることがあります。その場合は少し室温に戻してから点眼して下さい。
- 目薬の容器の先端が、子供のまぶたや目の表面にふれないように注意して使用しましょう。(先端がふれると、容器のなかで菌が増殖するため)
【 点眼は何滴がよいか 】
目に収容できる量はとても少ないため、1滴で十分です。
【 点眼方法のコツ 】
① 無理矢理、眼を開けさせない
無理に眼を開けさせず、目をつぶったままのところに1滴落とし、目を開けさせる
だけでもよいです。
2~3歳の子であれば、「目をつぶって」、「目薬差すよー」っと、声かけしてか
ら目頭に1滴ずつ落とし、その後、指で眼を開ければ、薬が眼に入ります。
軟膏タイプの目薬は、お母さんの手をきれいに石けんで洗い、指に必要量をとり、
下眼瞼の赤い部分(あかんべーをして見える赤い部分)にそっと乗せます。その
後、眼を閉じ、まぶたの上から軽く押さえましょう。
② 熟睡している時をねらって点眼する
点眼する時間は、規則正しく用法通りに行う事が必要ですが、点眼する時間が厳密
に決まっていない場合等は、子供が熟睡しているのを狙ってください。
イヤイヤ期の子供には特おすすめです。
寝ている際の、点眼のやり方は、あっかんべーをさせて1滴差してください。
③ 「馬乗り」になって押さえつける
子供を床に寝かせ、両膝で頭を左右からはさみます。無理やり押さえるとかえって
暴れるので、おもちゃを見せたり声をかけてさりげなく行いましょう。
処方された目薬によっては、2種類や3種類の点眼を行う際、点眼の間隔を5分程
度あける必要があります。このような場合や、どうしても点眼が行えない場合は有
効な手段です。しかし、泣いてしまう事も多いため、点眼後、すぐに子供の注意を
そらす事が良いと思います。私の家では、大好きな仮面ライダーのTVを入れたりし
ます。
注意点は、けっして怒鳴ったりせず、「すぐ終わるよ」、「ママの顔見て」、「大
丈夫だよ」と声かけをする事です。
【 保管方法 】
開封後は冷蔵庫で保存し、1~2週間を目安に使い切ります。
また、注意してても、容器の先端が子供のまぶたや目の表面にふれてしまう事が多いと
思います。菌の増殖は問題ですが、医師からの指示通りに使用後は、予防的に取ってお
かず、廃棄しましょう。
【 最後に 】
どの方法で目薬を差しても、子供にとって目薬は未知との遭遇です。
無事に目薬ができたら、「すごいね〜!!!」、「よくできたね!!」、「えらい!!」等、いっ
ぱいの褒め言葉とともに、抱っこしてあげることをお忘れなく。
子供にとって、一番愛情が伝わる方法です。