こどもお薬 発熱時の対処法 番外編 #子供 #こども #熱 #発熱 #ケア
こんにちは
WISEの山内です。
さて、今回はこどもの発熱時の対処法についてです。
特に乳児はは体温調整が未熟で、水分の不足や、高い室温、過剰な衣服などで体温が上昇してしまいます。頻回に体温を気にする親御さんも多いでしょう。
発熱時の対応の目安
子供のほとんどは、ウィルス感染による風邪であることが多く、緊急を要することは少ないのだけども、尿路感染症や髄膜炎などの細菌感染であると注意が必要。
・生後3か月未満の乳児で38.5℃以上
・水分を普段の半分程度しか受け付けない
・ぐったりしていて、手足の動きが少ない
・おう吐や、下痢の回数が多い
これらが、いくつか当てはまるようであれば受診をしましょう。
発熱時は水分補給を
乳児は体の70~80%が水分でできている。新陳代謝が活発で腎臓の濃縮力が未熟なため、簡単に脱水症状が起きやすい。さらに、吐いたり下痢をしていればなおさら。
そういったときの水分補給に
”成人用のスポーツドリンクは向かない”
ナトリウムが少なく糖分が多いからだ。使うならば経口補水液(ORS)にしましょう。
または、1リットルのぬるま湯にティースプーン半分の塩 + 4杯の砂糖でも同じようなものができます。
吐き気や吐いてしまう時は、こまめに少しずつ水分をとるようにしましょう。
熱がある時の食事
病気の時、体は治癒に集中するので、消化機能は低下しがちです。特に症状が急な時は、水分や電解質が優先的に吸収されるといいます。
食欲が落ちているときは水分補給を優先し、無理に食事をしなくても大丈夫です。新生児や乳幼児であれば母乳を飲めれば継続しましょう。母乳は栄養豊富で消化しやすく感染に対しての免疫も得ることができます。
回復時には食欲が出てきますので、消化しやすい食事で慣らしていくといいでしょう。
消化しやすい主食:うどん、おかゆ、イモ類
消化しやすい副食:温野菜、豆腐、煮魚、ゼリー、スープなど
薬に頼らない解熱方法のクーリング
クーリングの効果的な場所は、首の付け根や、わきの下、足の付け根。タオルで氷の袋を巻いて冷やす方法があります。
ところで、体温を下げることは病気を治す意味はないので、不快に感じる場合は無理に下げる必要はありません。
むしろ大事なのは水分補給であり、38.5℃以上で辛そうにして言う時は体温を下げることだけで十分だ。
入浴
皮膚を清潔に保ち、精神的にリラックスすることに効果があるが、特に急激に体調が悪くなっているときは、体をお湯で絞ったタオルで拭くくらいにして清潔を保つ。
下痢などの時は臀部にシャワーなどで留めておく。
回復に上向いていれば問題ないが、長時間のお風呂は体力の消耗があるので完全回復するまでは避けるといいでしょう。